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zoom RSS 放射能副読本の一刻も早い作成と配布について

<<   作成日時 : 2011/08/14 05:19   >>

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3.11に福島で原発事故が起きてから、早や5カ月が過ぎました。しかし文科省など関係当局の対応は余りにも遅いのです。一刻が問われているのです。特に放射線についての知識や情報などは、一刻も早く学校関係者に配布しなければならないのに、これまで学校でやられてきたことは、2008年に改定された「原発安全教育」の「わくわく原子力ランド」という豪華な色刷りの小冊子だけでした。その中で「原発は、大きな地震や津波にも耐えられ」「放射性物質がもれないようしっかり守られている」などとおよそ事実とは全く異なる内容が記されていたのです。こうして、日本の子どもたちの目を覆い隠してきていたのです。

今回、全国の学校に「放射能について」の副読本を配布するのは、大歓迎ですが余りにも遅きに失しているのです。事故以来、全国の子どもたちや教職員、そして父兄たちが、どれだけ放射能に対する大きな不安感をもって苦しんできたか、迷ってきたか?対応が余りにも遅いのです。被ばくしてから5カ月、6か月といった時間が流れているのです。

これまで放射能に対する正しい知識を持てぬまま被災地から避難を決めたり、言われなき原発差別に苦しんだり、陸前高田の薪の松など、全国民が一刻も早く知りたいと願っている「放射能情報」を文科省が知らせるのは当然なことです。全国民の生死がかかっているのです。かの有名なSPEEDIのようになっては困るのです。

しかし、今回の副読本発行が、原発の存続を図る教育関係者への一方的な安全啓蒙書では困るのです。9月以降の政治情勢では、原発を存続させるための政治環境が生まれる可能性がありますが、こうした環境の中での副読本は極めて政治的な色彩を帯びてくる可能性があります。今日、「放射能は正しく恐れないといけないのです。
なぜ原発は危険な放射能を排出するのか?
なぜ放射能は、生物の健康に大きな影響を与えるのか?
なぜ牛に食べさせるイネ藁の回収を行ったのか、
なぜ全国の牛肉が処分されたのか?
なぜ三陸沖の魚は食べられないのか?
放射能を浴びたら、将来、子どもたちはどのような影響を受けるのか?
低濃度被ばくについても同様です。
被ばくした人々の実態とか、事実を正確に知らせてもらいたのです。

間違いだらけの放射能情報:http://www.scribd.com/doc/55927997/file-1285

そうでないと子どもたちは、本当の意味で防御することはできません。そのためには歴史的な事実からも、チェルノブイリ原発で起きたこと日本の原発で起きた深刻な原発事故や放射線被ばくなど、広島長崎の原爆の放射能で被ばくした人々など、現在実際に起きていることを交えて丁寧に知らせることが重要なのです。そうでないと放射線を効果的に知らせることはできません!ベクレルとシーベルトの単位だけを事細かに教えて、現実の世界を知らせなかったら、なにも知らせることはできません。原爆の恐ろしさを、化学方程式で教えるようなものです。

事実を伝えない放射能副読本は、意味がありません。文科省は、政治的な圧力の中で、無意味な副読本を作って配布する専門家になってはならないのです。客観的に純粋な科学知識だけという記述だけでは、今日の子どもたちに何も伝えることはできません。現在、起きていることを交え、そして放射能について、これまで人間が経験してきたことについて、歴史的事実なども交えて丁寧に記載しないと、正確なものとは言えません。放射能というと、すぐに自然放射能について「放射能はどこにも存在していますから、危険ではありません」と広報するのが、原発関係者の常とう手段でした。自然放射能と原発事故での人為的な放射能が、基本的に異なるのは当然なことです。文科省が「原発の安全教育」のようなスタイルで、放射能を今日語ったら、文科省には明日はありません。子どもたちを本当の意味で守らなければならないのですから。

またこれは提案ですが、文科省が9月全国の学校に発送する副読本は配布するとき、ネットを通じても一刻も早く全国民にも知らせてもらいたいと思います。それは学校関係者だけでなく、全国民にとって、だれでもわかりやすく正確な知識を知るのに大変便利で役立つからです。知識や情報は、共有化していくことが求められているのです。


学校での知識や情報は同時に、広く全国のコミュ二ティでも活用されていくことが求められます。文科省は、一刻も早く、国民のためにこうした正確で役に立つ情報を公開して下さい!これはほとんど期待できないことですが、今日、文科省の最大の責務です。国民は文科省の迅速で誠実な努力に期待しています。






放射線副読本、全国の学校に配布 文科省決定、9月にも

 東京電力福島第一原発の事故を受け、文部科学省は9月、小中高に配布ることを決めた。正しい知識が普及していないことで、福島県から県外に避難した子どもたちがいじめられることなどが心配されており、正確な知識を伝えるために活用してもらうという。これまで放射線教育に特化した教材はなかったため、小学、中学、高校向けの3種類を新たに作る。基礎的な知識を身につけることに重点を置き、ウランなどの放射性物質から放射線が出されることや、自然界や医療現場でも放射線を浴びることがあることを説明。どの程度の放射線を浴びたら体にどんな影響が出るかや、ベクレルやシーベルトといった単位の違い、人から人へ放射線がうつることはないといった基礎知識も教える。さらに、原発事故が起きた際には国や自治体からの情報に注意して避難するといった、いざというときの対応や防護策も盛り込む。

   朝日コム 2011年8月14日

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