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zoom RSS 命てんでんこー津波被災地の福島、宮城、岩手を歩いて・・・・命を大切にするとは?

<<   作成日時 : 2011/06/02 09:24   >>

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三陸海岸を、10日間歩いて来ました。福島県いわき市では原発被災者の絵地図ワークショップを行った。2歳の女の子が最後にお礼にやってきた。「ありがとう!」と参加者の中でただ一人言った。絵地図には、子どもたちの夢が描かれていたが、大人の絵地図には、北欧の画家ームンクの叫びのような悲しい絵が画かれていた。しかしそれを相互が感じ、理解することによって、深いコミュニケーションが図れたようです。これからこの内容を詳しく掲載していきますが、体験の共有化や視覚化を図るということがどんなに大切かを学んできたように思います。
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釜石の被災地を訪れたときに、遠野に宿を取りましたが、遠野は物語の故郷で、さまざまな話を聞くことができました。また、花巻の賢治記念館では「遠野と賢治」という特別企画展を見ることができましたが、宮沢賢治は、明治29年の2万2000人が亡くなった大津波の年に生まれ、昭和大津波の年に亡くなったそうです。その間、関東大震災が発生、賢治の生存中に大きな飢饉が、東北地方を何度も襲ったそうです。そのあと何が起きたのか?それは子どもたちが飢饉で亡くなっていたのです。 
三陸地方は、江戸時代からも頻繁に巨大な津波に襲われて、人々が流されています、そして貧困がこれらの地域を襲っていくのです。こうした中で、宮沢賢治の詩や物語が生まれているのです。

そしてこうした飢饉が起きたあとに、なにが連鎖的に起きていったか?それは日本が経済的な苦境から逃れようとして、資源を求めて戦争への序曲をはじめるのです!大陸の広大な領土獲得に向けて、石油や石炭の資源獲得にに向けて、日本軍部による満州州事変という15年戦争が始まったのです。つまり経済が破綻してくると歴史はいつも繰り返すのです。

今回も気をつけておかないと、隣国の韓国、中国、ロシアと領有権をめぐってきな臭い衝突が始まっていく恐れがあります。日本は元気!!がんばれ日本!というような言葉が独り歩きするときには、内外の情勢によくよく気をつけておかねばならない。自然の津波よりも、人災による津波ははるかに恐ろしいのです。日本は豊かな知恵によって、自然エネルギーを獲得して世界に先駆けて新しい時代へと大転換していくことが求められています。


「津波てんでんこ」、「命てんでんこ」の本当の意味を知っていますか? 津波が襲来したときには、親子であっても人のことは構わずに、自分の命を大切にして、それぞれてんでばらばらになって高台に逃げ出すことだけではありません。その本当の意味を、私は岩手県両石町の被災地で実際に聞いたことです。人はそれぞれ自分の命に責任をもつということなのです。

避難所に逃れるとき、年長者は、昭和8年(1933年)の津波(最大で28メートルの津波で1522名が亡くなった)と1960年のチリ津波(最大で6メートルの津波で142名が亡くなった)のことだけを念頭においていたという。そのためさらなる高台には逃れなくて流されてしまったという。つまり、明治29年(1896年)の三陸大津波では、最大が38メートル、実に22000名が亡くなっていた)ことを全く考えていなかったと言うのである。

つまり津波の襲来を甘く見た結果が今回の事態を招いたのではないか、特に三陸地帯では地震や津波が頻繁に歴史の中で繰り返されていることから、もっともっと重大な対策がとれらてよかったのではないか。これは政府と人々の責任でもある。

「おじいちゃん、おばあちゃん!津波が来るから逃げよう」、そう言っても頑固なおじいちゃんやおばあちゃんは一緒に逃げ出そうとしない。「わしゃ、この家にいるよ!この家がいいんだよ」おじいちゃんやおばあちゃんは、頑固に自らの体験をもとにそう言った。そのため心優しき孫の若者たちは、「そこまで言うのなら、わたしも一緒に居てあげるね」と声をかけたという。こうした若者たちが、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に津波で流されたという。ああ、将来のある若者に悪いことをした。これはおじいちゃんやおばあちゃんからの嘆きの声です。

また大津波が来たとき、第一波の津波のあと「俺の車が気にかかる。あれが唯一の財産だから・・・車取ってくる」と言って、たくさんの若者たちが、高台から自分の家に車を取りに帰ったという。しかし・・・・彼らは二度と高台には帰ってこなかった。気になる物や財産などに心を引かれた人々の多くが流された。そして車にたよって、車で逃げ出そうとした人々も津波にのまれてしまった。だれもかれも車で逃れようとして、道は大変な渋滞になった。これも重要な「命てんでんこ」。いったいなにが重要なのか!両石町の町長さんから聞いた実話です。

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