<講演会のお知らせ> なぜ識字が人間に必要なのか?-カンボジアからの報告 カンボジアの農村部には、文字の読み書きができないことから、日々の生活に困難を感じている人が数多くいます。2008年の国勢調査によると、当国の成人識字率は77.6%とされていますが、日常生活において実際に読み書きを使いこなせるのは、この半分ほどとみられています。このような状況の背景には、過去の紛争等の混乱で、子どもの時に基礎教育を… トラックバック:0 コメント:0 2014年04月05日 続きを読むread more
「非識字者」から、「未識字者」へと呼称を変更したい! 従来から、日本では文字の読み書きのできない人々を「非識字者」と呼んでいますが、私はこの呼称は余り気持ちのいいものではないと思っていす。非ということばがもたらす区別への冷たさから感じるのです。 「識字者」に非とつけることは、人と人とを冷たく区別させ全く別な世界に住んでいる人のように感じさせるからです。だれだっ… トラックバック:0 コメント:2 2014年03月31日 続きを読むread more
パキスタンの子どもたちと識字教育の未来 アジア・太平洋地域の識字教育に約30年間たずさわった経験から痛感するのは、なかでも最も深刻な影響を受けている非識字者の約70%以上を占めるアジアやアフリカなど途上国の子どもたちや女性たちである。特に女性の非識字者が増加しているのは、これからの世界を考えるとき、深刻な事態を予想させる。 アジアの農村へ行くと、女性は育児、生活、教育、生産、… トラックバック:0 コメント:0 2013年01月14日 続きを読むread more
創作活動と識字教育のこれから 創作活動と識字教育は、相互に最も深く結びついていかなければいけないと思っています。21世紀はだれでも変化に対応する生き方を「知」のレベルでやっていかないと生き残れないように思うのですが、文字で表現できる世界と(文字で表現できない世界も)人間的に生きようとする哲学が、本質的な結びつきを持って、初めて識字教育が普遍的で人間的なものになってい… トラックバック:1 コメント:0 2012年05月07日 続きを読むread more
日本の対外援助(ODA)について、米国の大学が刊行した報告書 これはアメリカの大学教授によって書かれた日本のODAに関する報告書です。2008年、イスラマバードの教育省研究所で開催された小生の2冊の小冊子の出版記念会(日曜日)に、(日曜日であるにもかかわらず)、在パキスタンの日本大使小島夫妻が出席して下さいました。その時初めてお会いした大使が、出会いがしらに私に1冊の本を見せて、「あなたは、この報… トラックバック:4 コメント:1 2010年04月07日 続きを読むread more
ICLC知恵者企画会議への特別ご招待 ICLC(国際識字文化センター)は、設立以来10年を迎え、皆さまのご協力によって事業内容もより一層充実してまいりましたが、これからのICLCの方向性や2009年度の企画を考えるとき、ご関係の皆様とご一緒に議論し 方向や内容を決定する諮問会議の性格をもった集まりを1月10日に開催したいと思います。 これは今後ICLCの主要な活動に… トラックバック:0 コメント:0 2009年01月09日 続きを読むread more
初めて中国で開催されたユネスコの識字国際セミナーに出席して これは1982年に中国で初めて開催されたユネスコの識字教育の国際セミナーの報告である。ユネスコ本部が、中国で初めて開催したセミナーの報告で、中国の教育史上でも非常に画期的なものであった。1982年ごろ、中国は大きな歴史の転換期にあった。今日の中国の変化は当時からすれば考えられないことだ。しかし当時見たり聞いたりしたことは、すべて今日の中… トラックバック:0 コメント:0 2008年12月22日 続きを読むread more
アジア地域で行っているICLCのユニークな識字教育 1997年に設立された国際識字文化センター(ICLC)は、10年を経てアジア各地でさまざまな新しい識字教育の実践を行ってきているが、その中でもユニークで、大きな効果をあげた方法を紹介したい。 http://jp.youtube.com/watch?v=yde39Z3dB-8 http://www.iclc2001.org/ … トラックバック:0 コメント:0 2008年12月20日 続きを読むread more
紙漉き学習を、パキスタン連邦教育局は、小学校の学習過程に導入しました!! 田島様、良いお知らせがあります。最近パキスタン連邦教育局は小学校の学習課程の中に、手すき紙づくりを導入しました。今年の6月・7月には、私が地方の教師たち100人の訓練を行いましたが、この100人が講師となって他の先生たちに教えていくことになります。ですから10年前に田島さんが、悩める人々のためにともしてくれた光が、一気にひろがります。ば… トラックバック:0 コメント:0 2008年09月10日 続きを読むread more
「ミナの笑顔」ーアニメーションと識字教育の可能性 アニメーションは、実に大きな力を持っている。見る・聞く・感じる全体の五感によって、楽しむ人の心を大きく動かす。初めて私が「風の谷のナウシカ」のアニメ映画を見た時のあの感動は忘れられない。あの作品は、環境問題の深刻さと人間の生き方について、感動的な物語で表現したもので、アニメーションの新しい可能性を切り開いたものであった。昔、東映… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月09日 続きを読むread more
循環型グローバル社会とヒューマンリテラシー 田舎暮らしをしたいという思いで二十数年住んだ東京から島根の山の中へ移住して3年が経った。河川改修で一時少なくなっていたため今年初めて見ることができたおびただしい数の蛍の乱舞から、改めて自然の豊かさと脆弱さ、自然を改変する人間の暴力的力を感じ、狭くなった地球に必要とされる循環型社会とは何かを考えさせられている。 ここは1000m級… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月02日 続きを読むread more
4月26日に、「広がる格差社会と識字教育]-2008年アジア識字教育活動セミナーが開催されます。 日時:2008年4月26日(土曜日)午後1時-5時 ICLCセミナーが開催されます。テーマは「広がる格差社会と識字教育」 ICLCは1997年の設立以来、アジア地域の子どもや女性の人権・識字活動・環境問題、平和問題などの分野で、多様な活動を推進してきていますが、世界的には貧困・格差や環境・平和問題などますます深化しており、識字教育や… トラックバック:0 コメント:0 2008年03月11日 続きを読むread more
キラン図書館が意味するもの?刑務所に収容されている子どもたちに”識字教育”を! アジア・太平洋地域で識字教育や基礎教育の仕事に携わってきて痛感したことーそれは社会の中で最も抑圧され、最も困難な状況の中で生存を余儀なくされているのはだれか? そして彼らが一番求めているものはいったいなにか? もちろんすべての人にとっては、戦争状態のない平和が一番大切だし、生存のためには衣食住のような物理的環境がよく整備されている… トラックバック:2 コメント:0 2008年01月04日 続きを読むread more
田島伸二の活動歴 1.活動の背景にあるもの アジア地域は、世界の人口の三分の二を占め、民族・言語など多様な文化が存在しているが、経済面でも現在政治面でも、現在大きな変化に直面している。アジア地域は、経済的には繁栄の一面、貧困、戦争、環境、疾病、性差別なども非常に深刻である。この背景には、文字の読み書きもできず、学校で教育を受けられない人々がアジアに… トラックバック:0 コメント:0 2008年01月04日 続きを読むread more