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zoom RSS インドの最南端のタミールナドゥー州でワークショップ

<<   作成日時 : 2009/07/16 07:29   >>

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日本を、2009年5月10日に出発してから連日猛烈な忙しさ、あっという間に23日までに、インドの最南端のタミールナドゥー州でワークショップなどを終えました。インドは5月15日から23日まで、タミールナドゥー州のDindigulというところで約250名のダリット(アンタッチャブルと呼ばれる最下層の子どもたち)を対象にワークキャンプを行っていました。

-8歳ぐらいから16歳ぐらいの子どもたちですが、このワークショップを共同で主催したキリスト教関係のシャクティセンターの修道女たちとICLCは共同で、ワークショップを行い、そのうち約70名を対象に、私は絵地図分析や創作ワークショップ、紙芝居、ストーリーテリングなどを行ったのです。これは4日間も続きました。こうした長い期間、直接子どもたちと接したのは、私には初めてのことでした。

これに対してどのような反応が子どもたちからあったか? これは大変おもしろくいい経験になりました。何度思い返しても、無上に面白かった。子どもたちは、生きる喜びを見つけるのに必死ですからね。また日本の紙芝居がもっている課題も深刻に感じました。ここではこれらの子どもたちにそれぞれ課題を出して、それについて自由に物語を作り、発表してもらったのですが、なんという素晴らしい創造性や底抜けの明るさを持っているのか、毎日多くのことを彼らから学びました。

いろいろなこともわかりました。彼らの心理面が浮かび上がってくる絵地図分析では、彼らが村で、直面している深刻な課題を自由に書いてもらったのですが、なんと驚いたこと約2割の子どもの父親や母親が、HIVエイズで死亡している事実でした。そして参加した2割の子どもたちもエイズの陽性にあるということでした。

村の中でも差別を受けている子どもたちが、こうしたキャンプの中でいかなる作品を作り、こうした結果をどのようにシスターたちが多くの困難な状況に直面しながら、希望を作り出す努力を続けているか、そしてこれをどのように評価しフォローしているのか、その真摯な取り組みにも驚きました。またインドのカースト制度の現実は、少しずつ変化してはいるのですが、社会の中に強固にいき続けている事実でした。それは上位カーストとダリットとの村での暮らしを見れば、一目瞭然ですね。差別の課題は、何百年もかかるような深い溝が社会の中に出来ていることです。

また日本から持参した紙芝居や絵本が、彼らにどのような評価を受けたか、これがおもしろかったです。とにかく多くの発見と感動続きのワークショップでした。それは今後詳細にお伝えしましょう。


* 嬉しい発見があったことは、インドの国立文学アカデミーから、新たに、小生の「びっくり星の伝説」タミール語とテルグ語が翻訳刊行されていたことです。これはタミールナドゥ州の州都のチェンナイで収得することができたのですが、インドでは、これで7言語です。
インドではすでに「さばくのきょうりゅう」が14言語、「どこから春が」が英語版で、「さびしい狐」が雑誌の英語版で刊行されていることです。

そして「ガウディの海」のマラティ語版が、今回、インドでは初めてムンバイの出版社からアビンド・グプタ氏の手を経て、翻訳出版されたことです。イラストも本のデザインも大きく変わっていましたが、国立とは違って民間のもつ創造性があふれているような創作本に生まれ変わっていました。これは海洋汚染と核問題を扱った創作なので、インドの反核団体が翻訳刊行してくれたようです。

独創的なラマチャンドランの絵本とは、また異なった「大亀ガウディの海」の絵本が誕生したことを喜んでいます。

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